日本初のマイニングサイトの設立

資産運用

ビットコインとの出会い

時期は記憶があやふやなので覚えていないけれど、2011年くらいだったと思う。
私は当時、無線ネットワーク機器の検証(WiFiルータとか無線機器の流れてるパケット見る)の仕事をしていて、オーストラリア人の友人がいた。
彼は主夫なんだけど、PHPがわかるってことで、子守しながらお茶した時に話題が出た。

オ-ストラリア人David
オ-ストラリア人David

トモ、ビットコインって聞いたことある?
”エンクリプトされてる、デジタルカーレンシー”なんだけど

通訳案内士 トモ
通訳案内士 トモ

聞いたことないけど、、”暗号化されてるデジタル通貨”?
なんじゃそら?

聞いた事もない内容を英語で説明されて、あまり意図を飲み込めなかったけど、当時、英語圏のパソコンオタクの間で超盛り上がっていたらしい。
どうやらパソコンに計算処理をさせてその処理分の報酬がデジタルコインとしてもらえるみたい。

オ-ストラリア人David
オ-ストラリア人David

その計算処理をするのを金鉱山に例えてマイニングと言うけど、日本にはまだマイニング用のWebsiteがないから、一緒に作ろうよ!!

通訳案内士 トモ
通訳案内士 トモ

面白そうやね、新しもの好きだしやってみよう!

ここから英語との戦いが始まる。ある程度英語が話せる私ですが、予備知識もないIT分野を全て読み解くのは頭痛がします。
結局彼がPHPを使ってWebsiteのバックエンドを作るので私はフロントエンド側のデザインと日本語訳を担当しました。
日本人には、萌えキャラがいた方がいいかもと思い、ビットコインキャラを描いたりしました。そして日本初のビットコインマイニング所 bitcoin.ne.jp が誕生したのです。

YouTubeでは、公式サイトがビットコインの説明をした英語アニメーション動画があったので、それの日本語バージョンも作成しました。音声は、オーストラリア人Davidの奥さん。
順調に見えたかの日本初のビットコインマイニング場ですが、、、

失意のうちに2ヶ月ほどで閉鎖

日本語でマイニングの説明などを書いてホームページを運営してるうちに、Websiteに数名からコメントまで貰うくらいになりました。
日本人でも数名のITマニアは情報を掴んでいたんですね。当時日本語でのビットコインについての情報は、まだほとんどなかったと思います。日本語での情報があればわざわざ英語の長文読みませんから。
これから軌道に乗っていくのかと思った矢先、思わぬトラブルが発生しました!

オ-ストラリア人David
オ-ストラリア人David

トモ、僕らのビットコインマイニングWebsiteが攻撃を受けてる、、自宅サーバーが燃えるように熱く唸ってる!

通訳案内士 トモ
通訳案内士 トモ

え、、攻撃!?

オ-ストラリア人David
オ-ストラリア人David

早く計算処理をしたマイニング場がビットコインを獲得できるから、1番をとるために他のマイニング場を攻撃してくるんだ、数分ごとにIPアドレスを変更しない限りどんどん攻撃してくる

唸りを上げてやまない自宅サーバー、、24時間攻撃を避けて、IPアドレスを変え続ける、、
ビットコインの計算競争は、今でこそスーパーコンピュータを何百台も使ってしていますが、10年前は私達のようなパソコンオタクが頑張ってマイニング所を運営していました。
でもそれは、正々堂々としたスポートマンシップに則ってする競争ではありません。
競争相手を攻撃、ハッキング、クラッキング、蹴落とす作業も同時進行でしつつ、自分が1番にならないと成果が出ません。

普段の生活もある私たちは、ビットコインのマイニングWebsiteにかかりきりになる事もできず、撤退する以外に道はありませんでした。
当時は日本で簡単にビットコインを購入する事は難しく、自分たちでマイニングしてビットコインを報酬でもらおうとしていたので、一切買ってなかったのですが、もし買っていれば今は何百倍にでもなったでしょう。後の祭りとはまさにこのことです。

当時はビットコインがここまで大きくなるとは夢にも思いませんでした。
今は主に中国でマイニングしているようですね、、、コストが安いからと普通のブログやYouTuberは言っていますが、私が想像するに、競争相手への攻撃も果てしなく同時進行していると思ってます。IPアドレスにパケットを大量直接送信負荷攻撃攻撃攻撃!!!

まさに私たちが経験したように。

今から始めるビットコイン投資

現在コロナウイルスで、仕事がなくなってしまい、、昔のことを振り返ったりする時間ができました。なんとなく頭の片隅に残っているビットコインへの思い、、
約10年の時を経て、今更ながらですが、ビットコイン投資を始めようと思います。
当時は投資というレベルまでもいっていなく、未来への希望みたいな感じでした。

ビットコインには賛成派と反対派がいて、、反対派の意見は主に、中国人がビットコインの半数以上を保有してるので、中国人が全員結託した場合に、価値がなくなってしまうと言う内容でした。

なので全てをビットコインにかけるのは危険なので分散投資の一つとして10万円のみ購入予定です。購入方法はドルコスト平均法。値上がり・値下がりする株式や投資信託の購入単価を下げるために定期的に一定金額ずつ買い付ける方法。購入時期を分散することで価格変動リスクを低減する投資スタイルです。

金額はコロナ給付金の10万円からです。給付金で始める仮想通貨投資生活です!

※2018年G20により、ビットコインは仮想通貨”暗号通貨/クリプトカーレンシー)”でなく、”クリプトアセット/暗号資産”という呼び名に変わっていますが、仮想通貨という呼称の方が通称となっているのであえて使っています

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