白川郷の住民がバットを振りかざして怒鳴ってきた

ここ数日は、久々に京都以外のガイドをしています。
慣れない場所は神経がすり減ります。

よく友人からはいろんなところにタダでいけていいねとか言われますが、ガイドのために金沢まで下見に行ったりもしました。
その様子は動画にもしてるので、よければYouTubeみてください。

今回は、ベルギーからのお客さんで、元々は京都だけ受ける予定でした。

しかし、高山〜白川郷〜金沢のローカルガイドがみつからないという事で、断りきれずに、受けるハメに。合計1週間のスルーガイドになりました。

高山は3年前のスルーツアーで3回ほど行ったので、まだ記憶に新しいのですが、問題は白川郷、、添乗員時代には5回くらいは行きましたが、ほぼ10年前、、、
世界遺産なので、様子は変わっていないはずですが(ユネスコに登録すると様子を変更するには申請しないといけない)、ドキドキものでした。

今回のお客さんは大学教授で好奇心が旺盛の為、いろんなことに興味津々。
今まで日本のお客さんを案内した時は、養蚕業の話しかしませんでしたが、、茅葺き屋根の家の地下では硝えん?が作られてたとかもベルギーのガイドブックに載ってるようで、隅から隅まで突っ込まれました。

ほんまに神経すり減りました。

ところで、白川郷を歩いているときに、お客さんが住民の方の駐車場のスペースに入り込んでしまい、それを見張っていた住人の男性が野球バッドを持って来てカンカンに怒って、『勝手に入ってくるな〜!2度とくるな〜!何人や〜!!!』『NEVER COME BACK !! GO HOME!』
と形相を変えて直ぐに出て来ました。

バットを振り回していてとても危険を感じたので、お客さんを歩道の方に誘導し、男性に『すみません』と誤ったのですが、『あやまってすむと思ってるんか〜!!!どこの国から来たんや〜!!!』とさらに怒鳴りつけて来て、今にもバットを振り上げてこちらに向かってきました。

お客さんと足早に去ろうとしましたが、さらに英語と日本語でずっと怒鳴って来ました。

私のお客さんは65歳と高齢なので、特に歯向かったりはしませんでしたが、血気盛んな旅行者が、もし何かこの住民とトラブルになったら、日本の世界遺産の白川郷が大ニュースになるのではないかと思いました。

住民の駐車場スペースには、ショッピングビルのトイレの清掃時に置かれているような、三角形の「立ち入り禁止」というのが置いてあったのですが、観光者はこいのぼりや、茅葺き屋根など上の方をみて歩いているので、足元の看板には気づきませんでした。
小さくDO NOT ENTERと書いているのですが、高齢のお客様は老眼もありよく見えていませんでした。

こちらのお客さんが駐車スペースに入ってしまったのは良くなかったですが、即座に野球のバットを振り上げて怒鳴ってきた住民男性はとても恐ろしかったです。

以上、今後白川郷に行かれる方は注意してください。

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